食品科学測定機器

水分活性測定装置 AquaLab Pre

AquaLab Pre(アクアラブ・プレ)は上位機種のAquaLab 4TEと同様、メーターグループ(旧デカゴン)が特許を持つチルドミラー露点測定法により水分活性を測定します。0.05~1.000awの試料を±0.01awの高い精度を保ち、5分以内で測定を完了します。内蔵の温度コントロールシステムが装置の温度を25℃に制御するため、外気温に影響されることなく一定の温度での測定が可能です。

  • 水分活性測定装置 AquaLab Pre
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精度±0.01aw  5分以内で測定完了!

AquaLab Preは上位機種のAquaLab4TEと同じ露点測定法で水分活性を測定します。露点測定法の主な利点は、迅速な測定と精度です。熱力学原理に基づいて直接的に相対湿度を測定する主要な水分活性測定方法で、AOAC、USPに準拠しています。高性能の露点センサーは、0.05~1.000awまでの試料を±0.01awの精度で正確に測定し、攪拌ファンはチャンバー内を短時間で平衡状態にさせ、迅速な測定を可能にしています。露点温度から求めた実測の水分活性の変動値が0.0005aw以内になるまで測定を続け、完全な平衡状態であることを確認します。メーター社の水分活性測定装置は、実測で水分活性を測定しています。他の水分活性計のように予測による測定ではないので、ほとんどの試料を5分以内という他にはないスピードで迅速、正確に測定できます。

温度コントロールシステム内蔵!

水分活性は温度依存性です。温度の変化は、水の分解、水に溶けた溶質の溶解度あるいは基質の状態の変化によって水分活性を変化させます。製品の水分活性に及ぼす温度の効果は製品特有のものです。含水率の高いほとんどの試料は温度による変化は無視できるほどですが、温度の上昇によって水分活性が増加する製品もあれば、温度が上昇すると水分活性が減少する製品もあります。従って、温度による水分活性の変化の方向性は予測することができません。このように、水分活性測定においては、一定の温度で測定することが重要です。

AquaLab Preには温度コントロールシステムが内蔵されています。電源を入れると自動的にチャンバーの温度を25℃に制御します。室温に影響されず一定の温度での測定が可能です。このクラスでは唯一、温度コントロールシステムを内蔵した水分活性測定装置です。

日本薬局方、USP準拠!

露点測定法(露点/冷却鏡法)は、第十七改正日本薬局方、及び米国薬局方(USP)に準拠した信頼性の高い測定方法です。専用ソフトウェアのAquaLink4を使用すれば21 CFR Part11に対応できます。

AquaLink4と通信機能!

AquaLab PreはRS232が装備されています。測定データをソフトウェア AquaLink4に出力できるほかに
プリンター
やパソコンに測定データを出力できます。

多言語表示機能!

画面に表示される言語を日本語はもちろん英語など10ヶ国以上の言語から選択できます。

技術仕様 AquaLab Pre(露点センサーモデル)
測定精度 ±0.01aw
分解能 0.001aw
測定範囲 0.05~1.00aw
温度制御 25℃
測定センサー チルドミラー露点センサー、赤外線試料温度センサー
サンプルカップ容量 15ml
ディスプレイ LCDディスプレイ
データ出力 RS232
動作環境 温度:4~50℃ 相対湿度:0~90%RH(結露なきこと)
寸法/重量 24.1(幅)×22.9(奥)×8.9(高)cm/3.2kg
電源 100~220V 50-60Hz