会社情報

沿革

1983年、米国ワシントン州立大学地質学教授で土壌科学者のゲイロン・キャンベルがメーター社の前身であるデカゴン社(Decagon Devices, Inc.)を設立。最初の製品は土壌水分を測定する機器でした。社名であるデカゴン(Decagon)は十角形を意味し、キャンベル夫妻の8人の子供たち全員が自分たちと共に会社を通して幸せになって欲しいとの願いを込めて設立されました。

デカゴンはすぐに、水の測定に関する専門知識が他の分野にも応用できることに気づきます。食の安全や医薬品など新しい市場では、製品の含水量や水ポテンシャルを測定するためのソリューションが必要とされていました。それから30年以上にわたり、デカゴンはセンサー・エンジニアリングに関する専門知識をさらに進化させ、拡大させてきましたが、同時に手頃な価格の製品を提供することにも力を入れてきました。現在、デカゴンの製品は世界中で使用されており、応用の分野も、大学や各種研究機関、ラボ、政府機関、果樹園、農場、産業用アプリケーションなどに拡大し、さらには火星探査でも使用されています。

2016年、デカゴンは合併によりドイツのミュンヘンを本拠とするUMS AGを傘下に入れ、社名をメーターグループ(METER Group, Inc. USA)に変更しました。UMSは1989年、ミュンヘンにある有名なヘルムホルツ研究センターに勤務していたメカニカル・エンジニアのゲオルグ・フォン・ウノルドによって設立されました。UMSの最初の製品は土壌灌漑管理用の科学機器。テンシオメーター・センサーシリーズは、その精度と信頼性の高さから、すぐに科学者たちに採用されました。現在までに、2万台以上のUMSテンシオメーターが世界中の研究プロジェクトで使用されています。1991年には、独自のセンサー技術や革新的なコンポーネントの開発を超えて、個別のカスタマイズされたソリューションの企画・提供まで手掛けるようになり、製品範囲も環境モニタリングシステムにまで拡大しました。

強い共通の価値観、類似したルーツ、コラボレーションの歴史、そして科学と工学における共通の専門知識によって統合されたメーターグループは、ユニークな2つの企業の強みを組み合わせ、強力な相乗効果、競争優位性、さらに広範なお客様のためのソリューションを生み出しています。

そして2021年4月、メーターグループ100%出資の日本支社であるメータージャパン株式会社が設立され、同年9月1日、メーターグループの全ての製品の取り扱いおよびアフターサービスの提供を開始しました。